麻布台ヒルズクリスマスマーケット2024。本場ドイツの光と温もりを都心で体感。
2024年の冬、東京の新しいランドマークである麻布台ヒルズが、最も華やぐ季節を迎えました。その中心となるのが「Azabudai Hills Christmas Market 2024」です。中央広場に足を踏み入れると、そこはまるでヨーロッパの冬景色。シャンパンゴールドの柔らかな光に包まれた空間に、本場ドイツの伝統を受け継ぐヒュッテ(木の小屋)が立ち並びます。
この記事では、ただ美しいだけではない、その背景にある文化や職人技にも触れられる、五感を満たすクリスマスマーケットの魅力をご紹介します。関東最大級となるドイツの有名店「ケーテ・ウォルファルト」の雑貨から、冷えた体を温めるグリューワイン、そして今年初出店の限定スイーツまで、その見どころを詳しく見ていきましょう。
東京の新しい冬の顔、麻布台ヒルズの祝祭
まずは基本情報から。今年のクリスマスマーケットは、麻布台ヒルズの心臓部である緑豊かな中央広場が舞台です。
- イベント名: Azabudai Hills Christmas Market 2024
- 開催場所: 麻布台ヒルズ 中央広場(麻布台ヒルズアリーナおよび芝生エリア)
- 開催期間: 2024年11月23日(土・祝)~12月25日(水)
- 開催時間: 11:00~21:00
- 入場料: 無料
- アクセス: 東京メトロ日比谷線「神谷町」駅 5番出口直結、南北線「六本木一丁目」駅 2番出口より徒歩4分
計17店舗(物販5、飲食12)が集結するマーケットは、麻布台ヒルズの洗練された建築デザインと見事に融合し、都会的でありながらも温かみのある、特別な祝祭空間を生み出しています。
光のデザイナーが手がける、幻想的なシンボルツリー
広場の中央で圧倒的な存在感を放つのが、シンボルとなるモミの木のクリスマスツリーです。
このツリーの照明デザインは、ライティングデザイナーの加藤久樹氏が担当。注目すべきは、単一の光ではなく「光り方の異なる5種類のライティング」が施されている点です。温かみのあるシャンパンゴールドを基調としながらも、繊細な光のパターンが移ろう様子は、いつまでも見飽きることがありません。
トーマス・ヘザウィックが手掛けた特徴的な建築群を背景に、柔らかな光をまとうツリーは、まさに麻布台ヒルズでしか見られない幻想的な光景です。
本物の伝統に出会う、ドイツ「ケーテ・ウォルファルト」の魅力
このマーケットを訪れる最大の理由の一つが、ドイツ・ローテンブルクに本店を構えるクリスマス用品の専門店「ケーテ・ウォルファルト(Käthe Wohlfahrt)」の出店です。
関東エリアでは最大級の規模となるこのヒュッテに一歩足を踏み入れると、そこはまさにドイツのクリスマスの世界。365日クリスマスを祝う本店さながらの空間には、精巧な木製のオーナメントや、くるみ割り人形、そしてドイツの伝統的なお香人形「スモーカー」などが所狭しと並びます。
職人の手仕事が感じられるアイテムは、大量生産品にはない温もりと物語を持っています。クリスマスを彩る「飾り」としてだけでなく、世代を超えて受け継いでいきたくなるような、特別な「宝物」を探す楽しみがここにあります。一つひとつを手に取り、その背景にある伝統に思いを馳せる時間は、非常に豊かなひとときです。
冷えた体を温める、本格グルメと限定スイーツ
クリスマスマーケットのもう一つの主役は、やはりグルメです。冷たい空気の中で味わう温かい料理とドリンクは、この季節ならではのごちそうです。
定番のドイツの味覚は外せない
まずは、定番のドイツグルメ。立ちのぼる湯気とスパイスの香りがたまらない「グリューワイン(ホットワイン)」は欠かせません。数種類のスパイスが効いた赤ワインが、体の芯からじんわりと温めてくれます。
もちろん、パリッとした皮とジューシーな肉汁が溢れる本格的なドイツソーセージや、独特の形が愛らしいプレッツェル、クリスマス伝統の菓子パン「シュトーレン」など、本場の味覚が揃います。
今年注目の初出店と限定スイーツ
今年は、麻布台ヒルズならではの洗練されたスイーツにも注目です。
- Dolce&Gabbana×Fiasconaro: ファッションブランドとシチリアの老舗菓子ブランドがコラボレーションした「パネットーネ」が初出店。ホリデーシーズンを彩る華やかなパッケージも魅力です。
- Balcony by 6th: 人気の「バスクチーズケーキ」も初出店。濃厚ながらも食べやすい味わいは、散策の合間の休憩にもぴったりです。
- ピエール・エルメ・パリ: 12月11日からは期間限定でポップアップストアが登場。カフェ利用や物販(12/19まで)、クリスマスケーキの販売(12/20から)も行われます。



マーケットだけじゃない、街全体に広がるクリエイティビティ
麻布台ヒルズのクリスマスは、中央広場だけにとどまりません。街全体がクリエイティブな仕掛けに満ちています。
特定日(11/24, 12/1, 8, 15)には、中央広場のガラスウォールを使ったダイナミックな「エアリアルパフォーマンス」が開催され、訪れる人々を魅了します。
また、ガーデンプラザC(ユーザーが住所として指定した場所)では、人気イラストレーター「ニシイズミユカ」氏によるポートレートコーナー(特定日開催・有料)も。
もちろん、神出鬼没の「サンタクロースとのグリーティング」(特定日)も見逃せません。館内のどこかで出会えるかもしれません。
さらに、地下の「麻布台ヒルズ マーケット」では、「築地 鳥藤」のローストチキンや「Ata」のクリスマスオードブルなど、自宅でのパーティーを彩る本格的なデリも充実しています。マーケットで雰囲気を味わい、施設内でディナーをテイクアウトする、という楽しみ方も可能です。
まとめ:伝統と革新が交差する、特別なクリスマス体験を
「Azabudai Hills Christmas Market 2024」は、単なるイルミネーションスポットや商業的なイベントとは一線を画します。
麻布台ヒルズという東京で最も新しく、革新的な建築空間の中で、ドイツの伝統的なクリスマス文化という「本物」に触れられる。この「伝統と革新の交差」こそが、最大の魅力ではないでしょうか。
美しい光景を目に焼き付けるだけでなく、職人の手仕事が光る工芸品を手に取り、本場の味を舌で確かめる。そんな五感を使った体験は、日常に新しい発見と知的な好奇心を満たしてくれるはずです。
寒い冬だからこそ感じられる温かい光と美味しいグルメ、そして心豊かな時間を探しに、訪れてみてはいかがでしょうか。
- GOさんぽ
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