【京橋】粋な大人の隠れ家。「焼鳥IPPON⁺ Tokyo」のこだわり
東京、京橋。ビジネスと伝統が交差するこの街の路地に、昼夜を問わず訪れたくなる、珠玉のお店を見つけました。その名は「焼鳥IPPON⁺ Tokyo」。
ここは、夜の炭火で丁寧に仕上げる本格的な焼鳥はもちろんのこと、お昼に供される「自家精米ごはんと選べるおばんざいランチ」が、実に丁寧で、訪れる人々の心と舌を確実に満たしてくれる場所です。
上質を知る大人が、あえて日常使いしたくなる。そんな「プラス」の魅力に満ちたお店を、じっくりとご紹介します。
お店の基本情報
- 店舗名: 焼鳥IPPON⁺ Tokyo
- 住所: 〒104-0031 東京都中央区京橋3丁目9−6 G・M-3ビル 1F
- ウェブサイト: https://www.dd-holdings.jp/shops/yakitori_ipponplus/tokyo
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京橋に息づく、本物の「こだわり」
京橋駅からも宝町駅からもほど近い、アクセスしやすい立地。それでいて、大通りから一本入ったことで得られる落ち着きが、このお店にはあります。
店内は、清潔感があり、モダンな和の設え。職人の手仕事が見えるカウンター席は、焼鳥店ならではの臨場感があり、ゆったりとしたテーブル席は、お昼の会食や友人との語らいにも最適です。
店名にある「IPPON⁺」の「⁺(プラス)」。それは、素材への妥協なきこだわりと、熟練の技が加える「ひと手間」の象徴かもしれません。
特に注目すべきは、お昼のコストパフォーマンス。京橋・銀座エリアにおいて、1,500円という価格で、これほどまでに「ちゃんとした和食」を、しかも「選べる」という楽しさ付きで味わえるのは、驚きに値します。夜への期待を自然と抱かせる、見事なランチです。
実食レビュー:五感を満たす、こだわりのランチと逸品料理
このお店の真価は、そのメニューの「本気度」にあります。
■ 自家精米ごはんと選べるおばんざいランチ (1,500円)
このランチの主役は、間違いなく「ごはん」です。
オーダーが入ってから、店内に設置された精米機で玄米を自家精米。そのお米を、最適な水加減で炊き上げます。
お盆が運ばれてきた瞬間、まず目を奪われるのは、お米そのものの輝き。一粒一粒が、まるで光を宿したかのように立っています。ふわりと立ちのぼる、炊き立てならではの甘い香り。口に運べば、外側は適度な張りがありながら、噛みしめると芯からふっくらとした甘みと旨味が広がります。これほど「ごはんがご馳走」だと感じさせてくれるランチは、そう多くはありません。
そして、この最強のごはんを彩るのが「選べるおばんざい」。
カウンターの前に並べられた色とりどりのお惣菜は、まさに圧巻。季節の野菜を使った煮物、出汁がじゅわりと染みた和え物、少しだけ添えられた揚げ物など、常時数種類が用意されています。
「どれにしようか」と真剣に悩む時間そのものが、大人にとっての贅沢なひととき。選んだおばんざいは、どれも出汁を基本とした、派手さはないものの滋味深い味わい。ごはんの美味しさを最大限に引き立てる、見事な脇役たちです。この満足感で1,500円。満足度という点では、価格以上の価値があります。
■ 焼鳥(ディナー)
夜の主役、焼鳥。使用する鶏肉にもこだわり、その日の最良の状態のものを仕入れているといいます。
一本一本、丁寧に串打ちされた焼鳥は、熟練の職人が備長炭(※想定)の前に陣取り、絶妙な火加減で焼き上げていきます。
炭火の遠赤外線効果で、表面はパリッと香ばしく、肉汁は一切逃さずに中心部までしっとりと火が通る。定番の「もも」を塩でいただけば、弾力のある肉質と、噛むほどに溢れる鶏本来の旨味に驚きます。タレは、甘すぎず辛すぎず、鶏の味を邪魔しない洗練された味わい。希少部位が揃っているのも、専門店ならではの楽しみです。
■ からすみしょっつる焼きそば
ディナーの〆(しめ)として、ぜひ試していただきたいのがこの逸品です。
一見するとシンプルな塩焼きそばのようですが、その味の決め手は、秋田名産の魚醤「しょっつる」。独特の深い旨味と香りが、もっちりとした麺の一本一本に丁寧に絡んでいます。
そこへ、追い打ちをかけるようにたっぷりと振りかけられた「からすみ」(ボッタルガ)。このからすみの芳醇な香りと塩気が、しょっつるの旨味と出会い、口の中で複雑かつ高貴な味わいを生み出します。
これはもう、私たちが知っているB級グルメの「焼きそば」ではありません。お酒のあとの炭水化物として、完璧に計算され尽くした、一つの「料理」です。




まとめ:京橋で見つける、本物志向の日常
「焼鳥IPPON⁺ Tokyo」は、ただ空腹を満たすだけの場所ではありません。素材本来の美味しさ、お米の大切さ、そしてひと手間かけることの尊さを、静かに、しかし確かに教えてくれるお店です。
京橋や銀座エリアで、「今日は、きちんと美味しい和食ランチが食べたい」と思った時。そして夜は、美味しいお酒と共に、一本筋の通った洗練された焼鳥を楽しみたい時。このお店は、そのどちらの期待にも確実に応えてくれるはずです。
(ANの視点)
「本当の上質さ」とは、決して華美な装飾や分かりやすい価格のことではなく、その場で食べる分だけお米を精米するような、食べる人のことを思った「こだわり」にこそ宿るもの。ここは、そんな食の本質的な楽しさと奥深さを再発見できる、知的好奇心までも満たされる場所ですね。忙しい日々の中でも、こういう「本物」に触れる時間は、大切にしたいものです。
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